私がコアメンバーとして参加している社会人勉強会の案内を掲載します。
戦略経営研究会
日時:10/6(土)13:30〜17:00
場所:渋谷
テーマ:「10年後日本のためのリサイクル政策のあるべき姿」
発言者:竹谷理志氏(環境省 廃棄物・リサイクル対策部リサイクル推進室 家電リサイクル係長);中間法人プロジェクトK
・環境省の竹谷さんに日本のリサイクル政策の現状と10年後のあるべき政策について発言して頂き、その後参加者全員でディスカッションを行う予定です。
詳しくはこちら↓(お申し込みもこちらから)
http://www5a.biglobe.ne.jp/~senryaku/home5/new_page_4.htm環境問題については世界的に注目が高まっており、国際的な立場から、日本が今後どのような政策を行っていくべきかについて議論することは意義深いことだと思います。また、現在の環境省の取り組みを理解し、我々国民がその問題に対して何を行うべきかについて整理することも必要だと思います。当日はそういった点について議論・整理し、考えをまとめていきたいと思っています。
なお、先日、中部大学教授で内閣府原子力安全委員会専門委員・文部科学省科学技術審議会専門委員等を務める武田邦彦氏の「環境問題はなぜウソがまかり通るのか2」(洋泉社)を読みました。それによると主に以下のようなことが記載されていました。
・京都議定書は欧州主導で進められた日本には不利な条約だった。(欧州は早くから環境問題が今後の国際的な関心事となると判断し、自国に優位となるようにその問題に取り組んでいたが、日本はそれまで無関心であり、京都議定書でその巻き返しを図ろうと思い、不利な条件でサインさせられた。)
・地球温暖化により上昇する海面水位は30年で11cm。大阪は地下水の過剰な汲み上げによる地盤沈下等で100年で260cm上昇しており、よっぽどそちらの影響の方が大きい。
・ゴア元米国副大統領の試算によると、日本が出している二酸化炭素は世界全体の3.7%であり、米国や欧州のそれと比較してかなり少ない。=日本には直接責められる理由はあまりない。
・バイオ燃料が世界の格差を拡大させる。(年間数百万人が餓死している世界において、食糧をエネルギーにするということは、「人の命より自動車が大事」と言っているようなもの。食糧余剰を抱えているアメリカやフランスはエネルギー源を石油から食糧へシフトすることで、国際競争力を更につけることができる。なお、バイオ燃料を作るためには別途エネルギーが必要なため、バイオ燃料が必ずしも環境に良いとは言えない。)
・ペットボトルのリサイクルも、消費エネルギーで考えたらリサイクルせずに償却したほうが地球への付加は少ない。(効率良くペットボトルを集められる東京は例外か?)
・中古品の海外への輸出はゴミの押し付けに他ならない。
・人口減少は環境問題解決の大きな一歩。(それだけ消費エネルギーが減少するから。)
・日本には省庁を超えた「グランドプラン」が無い。環境省は農水省・国土交通省・厚生労働省・経済産業省等との横断的な研究会を作る必要がある。
・国からの補助金をもらって研究している教授のコメント等がマスコミに採用されるため、世の中に必ずしも事実が伝えられているとは言えない。
等々
上記の内容がどこまで本当なのかよくわかりませんが、一般に言われたことを鵜呑みにするわけではなく、色々な議論をぶつけた上で、事実を把握し、今後の方策を練っていく必要があるのでしょう。
当日はこういったことも議論できればと考えています。