2015年02月28日

シェールOil/Gas

 今年最初の戦略研はエネルギー専門家の大場さんにお越し頂き、シェールOil/Gasについてお話し頂きました。
 シェール資源開発については住友商事の巨額損失が記憶に新しいところですが、大場さんの話を伺うと、起きるべくして起きたという気がしないでもありません、、、
 というのは、シェールOil/Gasは資源量(「資源量」は発見された鉱物の存在量のこと。一方「埋蔵量」は資源量のうち、将来にわたり商業的に採取可能と見込まれる量のこと)は豊富にある様ですが、実際の採掘量については、EIAの発表によると、実は当初想定の20%ぐらいしか採掘できていないということの様なのです。また、シェールOil/Gasの採掘は、1度始めると止めることができないため、相場の変動に柔軟に対応できない(資金繰りもきつくなる)という問題もあるようです。
 それでもここ数年「シェール革命」ともてはやされていたのはマスコミの扇動(特集すれば売れるから?)による部分もあった様で、当時ネガティブな記事は殆ど掲載されなかったようです。

 それにしても最近の原油価格の変動は異常だと思います。振れ幅が大きすぎるため、リスクが大きいと判断され、新規投資の委縮にもつながってしまうようで、経済への影響が懸念されます。
 また、エネルギー問題は各国のパワーバランスにも直接的に影響を及ぼします。先日も米国とキューバが急に関係を修復するという報道がありましたが、その背景には原油価格の下落によりベネズエラがキューバの面倒を見切れなくなったというものがあると言われています。

 このような状況ですと将来を見通すことができず、守りに入る人が増えてきて、結局は世界経済全体にとって良くないのではと思いますが、各国や各人のエゴが渦巻くこの世の中において、全体最適を取るというのは至難の業ということですね、、、
posted by TK at 17:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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