2011年07月10日

311Help.com

 先月は戦略研で「日本復興委員会」という分科会が立ち上がり、そのキックオフミーティングに参加しました。
 当日は311Help.com(http://311help.com/)を運営する株式会社42(フォーティーツー)の田原さんにお越し頂き、そのサービスの内容やこれまでの経緯についてお話を頂きました。
 311Help.comはソフトバンクの孫正義氏のツイッターやフジテレビの目覚ましテレビ等で紹介され有名になったサイトで、地図情報を使って被災者と支援者を直接つなぎ、きめ細やかな支援を実現するサイト(被災者が欲しい物をネットに書き込み、支援者がそれを見て物資を送るというもの)になります。
 本サービスが広がったきっかけとしてユニークなのが、現地の高校生が積極的に本サービスの利用を訴えて活動したというものがあり、それがテレビ等に採り上げられるきっかけともなったということです。ただ、そのストーリーだけに着目した報道だと「高校生が頑張っていていい話だね」で終わってしまい、それ程利用者が増えないのに対し、有名人のツイッター等でサービスの内容に着目したコメントがあると、利用価値が理解され、利用者数の増加につながるようです。伝え方や媒体によって効果が異なるということをよく表している事例だと思います。
 また、当サイトが注目されるもう一つの理由として、「見える化」が進んでいるということもあるようです。地図を使用して具体的にどこの方がどういった支援を必要としているのかを一目で分かりやすくし、また、緊急度を色分けすることで、状況をタイムリーに把握できるようにしてあります。
 ただ、サイト運営上苦労することは多々あるようで、継続させるには相応の労力が必要な様です。そもそも本サイトは田原さんがボランティアベースで行っており、日々不正な利用が無いかをチェックしたり、セキュリティーを維持することに時間とお金がかかるからです。サービス継続のためには一部企業広告を入れても良いのではと思ったりもしますが、それだと今回の震災をビジネスに利用していると捉えられかねないため、なかなか難しい様です。
 今回の場合、発案者が支援をしたい一心で、損益を顧みず、自分の得意な分野での貢献を考えたという素晴らしいケースですが、こういった活動をもう少し公共側がサポートできると良いのかもしれません。
 ちなみに今後は支援の内容や参加者が代わり、経済復興に役立つような、よりビジネス的な要素も増えてくると思うので、そこをサポートする様なサイトがあっても良い気がしています。


posted by TK at 09:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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