2015年03月22日

地方議会の現状 〜4月の統一地方選へ向けて〜

 
 今月の政治研は企業広報アドバイザー兼コラムニストの新田さんにお越し頂き、「地方政治に普段興味のないビジネスパーソンが統一地方選でスパッと投票する方法〜こんな地方議員もいるんだよ〜」のタイトルで、地方議会の現状と具体的議員の取組内容等についてお話頂きました。

 まず、新田さんのコラムですが、以下の記事は衝撃でした。
 「港区議会が、議員の取材対応を制限していた」
 http://toyokeizai.net/articles/-/56961
 つまり、公人である一人の議員が、なぜか取材を受ける時に議長に相談しなければならないということになっているようです、、、
 一般企業の社員と社長ならわかりますが、有権者に選ばれた一議員が、なぜ同様に他の有権者に選ばれた議長に相談する必要があるのでしょうか、、、議会を会社か何かと勘違いしているのかもしれませんが、議会は各有権者に選ばれた議員がそれらの有権者を代表して意見を主張し合う場であり、透明性や自立性が大事で(そもそも言論の府であり)、議長に言論統制の権限は無いと思います。
 こんなことが東京の中心に位置する港区で起きているのです。

 去年はヤジ問題や調査費の不正受給問題で注目された地方議会ですが、まだまだ問題は山積の様です。
 そんな中、来月には4年ぶりの統一地方選が予定されているわけですが、あまり盛り上がっていませんね、、、

 さて、当日の新田さんのお話ですが、概要はざっと以下の通りです。

・地方議会における議員立法は殆どなく、全体の約90%が市長提案(実質役所職員提案)、残り10%は議員提案ではあるが、意見書が殆どであり、政策的条例案は1%にも満たない。
つまり、地方議員は市長提案のチェック機能しか果たしていない。(本来は2元代表制のため、お互いがアイディアを出し合い、議論をすることが理想とは思われる。)
・地方議会の話は特定の市区町村のみに関係する事柄のため、関心を持つ人が少なく、ニュースになりづらい
・そんな議会ではあるが、最近のイノベーショントレンドはある。例えば、ネットの活用、コミュニティ再構築、ダイバーシティ、ゼロ予算
・具体的議員で言えば、
北区、おときた議員:ブログで毎日活動内容を配信
我孫子市、水野議員:議員活動を「部活」と称し、身近な活動に
渋谷区、長谷部議員:グリーンバードという街のゴミ拾いを行うNPO法人の活動を通じでコミュニティオーガナイジングを実施
世田谷区、上川議員:性同一性障害であることを公表し、議員に当選
あきる野市こごもり議員:民間マネーを活用してAEDを無料設置

・議員は我々有権者の鏡であり、税金がどう使われるのかを決めるのは我々自身。まずはネット等を活用して、自分の街のことに目を向けてみてはどうか。
・なお、「誰に投票すればよいか?」との問いに対しては、流山市議松野氏の良い候補者選び10の基準↓は参考になる。
http://seijiyama.jp/article/columns/lm/lm20150304.html


 以上です。
 
 関心が無いということは普段不利益を感じていないということとも言え、無理に関心を持ってもらう必要は無いのかもしれませんが、我々は社会とのつながり無しには生きられない世の中を作り上げてきており、身近なこと(政治)への関心が国への関心につながり、また、世界への関心につながるのではと思うので、より住みやすい世の中を作っていきたい(もしくは誰かに作って欲しい)と思うのであれば、まずは身近なところから関心を持つということはあって良いのではと思った次第です。
 という訳で、来月の統一地方選の投票には行きましょう!
 ちなみに自分の住んでいる地域の議員がどういった人達かを検索するためには以下の「政治山」のサイトが役立ちます。(ご担当の方に以前政治研でも発表してもらいました)
http://seijiyama.jp/statesmen/

タグ:政治
posted by TK at 16:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする