気にはしていたものの、前回の投稿から2年が経過、、、
前回のタイトルが「2016年」なので、今回は「2018年」(笑)
この間も色々なことがあり、、、転職と転職(笑)
今年、ベンチャーに転職し、来年1月からまたコンサルティングの世界に戻る予定です。
ベンチャーは難しいですね〜。
ここ数年はヘルスケア業界を深堀していましたが、今後は日本企業の海外事業展開やリストラクチャリングのサポートをする予定です。
自分自身の今年を振り返ると、なんといっても当該ベンチャーへの挑戦と失敗(?)になるわけですが、挑戦したからこそ見える景色・経験もあったかと思います。
人生なんでも経験!ということで、今後も、「やりたいと思ったことは全てやる」との方針で行きたいと思います。それなりに失うものもありますが(笑)
2018年の世の中を俯瞰すると、時代の大きな転換点であったような気もします。テクノロジーの世界ではAIやシンギュラリティといった用語が飛び交い、新たなサービスや企業も出始めています。世界情勢については米中の貿易戦争が激化し、米朝会議や米国のシリアからの撤退等、紛争やその火種をめぐる力関係にも変化が生じてきています。年末には株価が大きく乱高下し、今後の経済情勢にも注意が必要そうです。企業の業績は堅調と思うものの、、、
個人的には以下の様な点に関心を持っています。
1. テクノロジーとそれによる社会体制・国家体制等の変化
:シンギュラリティは来ないと思うものの、人間がこれまで行って来た単純作業はどんどん機械化され、人が活躍する領域は「物事を生み出す領域」や「人が面白いと思う領域(レジャーやエンターテインメント等)」に限定されていき、格差は更に拡大するのではと思います。そのような世の中において現在の民主主義や資本主義が果たして機能するのか、少々懐疑的です。仮想通貨(暗号通貨)のような一国の金融政策を否定するような通貨が出現する一方、イギリスのEU脱退やアメリカの自国中心主義等、内向きな動きもあり、国という概念がどういった意味を成すのか、更に考えさせられる世の中になるのではと推測しています。
2. 日本の教育
:上記の様な時代の変化にあたり、知識の習得を中心とする既存の日本の教育には変化が必要と感じます。最近は世の中的に(経営的にも)アートや哲学に関する注目が強まっていると感じますが、知識の集積はコンピューターに任せ、感性で物事を判断したり創造したりする能力が問われていると思います。勿論、相応の知識は持っておく必要はありますが。
3. 企業の動向
:世界における時価総額のトップ企業の顔ぶれは30年前と比較して大きく変化し、トップ50に含まれる日本企業の数は平成元年に32社だったものが、平成30年にはトヨタ1社となっています(2018/8/20ダイヤモンドオンライン参照)。GAFAに代表されるネットのプットフォーム系企業や中国企業の成長が著しいわけですが、日本企業の存在感は大きく低下していると言わざるを得ないと思います。成長だけが正しいわけではありませんが、少子高齢化に直面する日本企業が事業(会社)を維持・継続していくためにも海外で勝負する必要があり、変化のスピードが速い昨今においては、事業構造自体も工夫しなくてはならない状況に陥っています。その環境に苦労している企業が不祥事等で事業価値をさらに低下させているというのが最近の状況と思います。
そもそも「日本企業」として括る考え自体が古いのかもしれませんが、社会を安定的に維持・発展させていくためには企業が変化に適切に対応し、新たな価値を提供していく必要があり、それに苦しんでいる所が多いと感じています。そこで、上記の様な感性で判断したり、自由な発想のできる人材の育成が必要ということになるのだと思います。これからは合理的ではない「無駄なもの」の価値が高まると思うので。
と、色々言うことは自由ですが、自分が何が出来るのかという実行の部分が重要であり、少しでも社会にインパクトを与えられる様、2019年はアウトプット重視で動いていきたいと思います。